自動車ローン

自動車ローンとは、読んで字のごとく「車を購入するための資金の借り入れ」のことを指します。
マイカーローン・オートローンなど名称はそれぞれ異なりますが、フリーキャッシングに比べて金利が低いという特徴があります。
当ページでは自動車ローンの金利相場や利用方法、その他の貸付サービスとの比較等をご紹介してまいります。

自動車ローンの種類

自動車を運転する女性

自動車購入時にローンを利用するケースとしては、以下の3パターンが考えられます。

ケース ローンの内容
販売店がマイカーローンを提供しているケース 販売店が提携する信販会社(オリコ・ジャックスなど)を利用する又はディーラーが独自にマイカーローンを設けている(トヨタファイナンス・日産ファイナンスなど)
販売店以外のマイカーローンを利用するケース 銀行・共済・組合のマイカーローンや、消費者金融・信販会社の目的別ローンの利用
その他のローンを利用するケース フリーキャッシングやカードローン、不動産担保ローンなど使途を問わないローンを利用

販売店の多くは信販会社と提携しているか、独自のマイカーローンを設けています。
自動車購入と同時に手続きを進められるため非常に便利なサービスですが、金利を他者と比較検討できず、商品によっては損をしてしまう恐れも否定できません。

審査に不安要素がある・他の金融機関や信販会社を探すのが面倒な方は販売店ローン、低金利で利用するのであれば販売店以外のマイカーローンも確認し、最も条件の良い商品を選ぶと良いでしょう。

なお、フリーキャッシングやカードローンを利用する場合、低金利でのご利用が可能(~6%程度)であれば当然検討の余地がありますが、その多くが高金利と呼ばれる商品です。
随時繰上返済する予定など、ガンガン前倒しで返済する予定であれば「有り」ですが、基本的には専用の金融商品を選んだ方が金利は低くなります。

自動車ローンの金利相場

自動車ローンの金利は、借入先の他に新車・中古車や国産車・外車(高級車)で変わってきます。金利の相場をご覧ください。

ローンの種類 金利の相場
販売店ローン 【新車の場合】
国産車通常金利:3.9~6.9%
国産車キャンペーン金利:1.9~3.9%
高級外車通常金利:2.9~4.9%
高級外車キャンペーン金利:0.9~2.9%

【中古車の場合】
ディーラーの中古車:5.9~8.5%
中古車販売店:6.9~10.0%
高級外車の認定中古車:2.9~6.9%
販売店以外のマイカーローン 【新車・中古車共通】
銀行・共済系:1.5~4.9%
消費者金融・信販会社:4.9~15.0%
その他のローン フリーキャッシング:5.0~18.0%
銀行系カードローン:1.9~15.0%
不動産担保ローン:2.9~10.0%

販売店でマイカーローンを組む場合、新車と中古車で金利が異なる点にご注意ください。
新車であれば大きな差異は見られませんが、中古車を購入する場合は販売店以外のマイカーローンを視野に入れても良いでしょう。

なお、新車の場合はキャンペーンが適用できれば、銀行や共済のマイカーローンよりも低金利で利用できる可能性があります。
借入先を変えるだけで金利が5%以上変わることもありますので、後述する「比較ポイント」をご参考の上でご自身に合ったプランを選びましょう。

各種自動車ローンの利点と弱点

収入と支出のバランス

利便性を取るか低金利を取るか…
マイカーローン選びでお悩みの方も多いのではないでしょうか。

前述したマイカーローンには具体的に以下の通りメリットとデメリットがございますので、ご自身のイメージによりマッチするプランを選んでみてください。

販売店ローンのメリット・デメリット

販売店を通したマイカーローンには審査に通りやすいというメリットがあります。
最低限の収入と信用さえあれば利用できる可能性が高いため、まずは好条件のマイカーローンを申し込み、万が一審査に通らなければ販売店に依頼するという流れがベターです。

さらに、販売担当スタッフが一貫してサポートしてくれる・購入する車をそのまま担保にできるなど、柔軟な審査や利便性も大きな魅力ではないでしょうか。

なお、審査結果は最短即日で分かりますので、早い納車日を希望している方は多少金利が割高でも検討する価値があります。

デメリットとしては、購入した車に「所有権留保」が付く点です。
所有権留保とは車検証の所有者名が信販会社か販売店の名義になる契約条件で、完済して所有権留保解除書類を発行しないと売却が出来ないうえに、返済が滞った場合は差し押さえることも可能です。

また、所有権留保設定時に3~4千円の初期費用が掛かる・基本的に繰上返済ができない、といった点も購入者にとって不利な点と言えます。

銀行・共済のマイカーローンは無担保

一方で、銀行や共済のマイカーローンは所有権留保の設定や担保が原則不要です。
さらに、車を売却してはならないというルールも無いため、ローンを組んで車を購入し、すぐに売却することも可能です。(もちろん月々の返済は続けていかねばなりません)
したがって、申込者の与信を重視した審査になり、審査は非常に厳しいと言えるでしょう。

しかしながら、お金を借りる目的が「車の購入」である場合、遅延・貸し倒しを起こす事例が少ないというデータがあるため、通常のフリーキャッシングやカードローンに比べると比較的審査に通りやすいです。
クレジットヒストリーに問題がなく、正社員で安定した収入を確保している方であれば審査に通るチャンスは十分にありますので、まずは是非審査を受けてみてください。

カードローンを使うのはあり?

銀行のカードローンは最低金利が自動車ローンに匹敵することも多く、仮に金利が変わらないのであれば、利用する価値は十分にあります。
ただし、カードローンは収入や属性(年齢や勤務先など)の他、一定の利用実績がないと高額・低金利でのご利用ができません
つまり、自動車の購入資金を目的に新たに契約するのは現実的ではなく、既に契約をされている場合は緊急時に利用ができなくなってしまいます。(限度額に余裕がある場合を除く)

一方、月々の支払いに加えて随時繰上返済を活用して早期完済できれば、金利が高くても総支払額を安く抑えることができます。
さらに昨今では随時繰上返済を手数料無料で対応する銀行マイカーローンも登場しており、カードローンと同様の感覚で利用することが可能です。
返済計画やライフプランに合わせて、上手に使い分けると良いでしょう。

このように、マイカーローンだけでも多くの種類があります。
信用に自信があれば銀行や消費者金融の自動車ローン、利便性や柔軟性を重視するのであれば販売店の自動車ローンを活用する形がベターでしょう。
早期返済をお考えならカードローンも一つの選択肢ではありますが、高額なキャッシングは現実的ではありません
しっかりと計画を立てた上でご利用ください。
監修者情報
木村 秀幸
ファイナンシャルプランナー2級・宅地建物取引士・行政書士・商簿記2級保持者。士業系事務所勤務の経験を活かし、数多くの金融系サイトの監修・執筆を手掛けた実績を持つ。